【新唐人2013年12月14日付ニュース】北朝鮮の張成沢(チャン・ソンテク)氏が粛清(しされたことを受け、北朝鮮の最大の同盟国、中国が注目を浴びています。なぜ、今回、中国の反応は控えめなのでしょうか。
北朝鮮の国営メディアは、張成沢(チャン・ソンテク)氏が国家の転覆を図ったと批判しました。
国際社会は、時代に逆行する独裁的なやり方を批判するものの、中国の反応は控えめです。
中国外交省 洪磊報道官
「北朝鮮内部のことです」
韓国メディアは、張成沢(チャン・ソンテク)氏が金正日(キム・ションイル)の長男、金正男(キム・ジョンナム)を担いで政権を奪おうとしたとする関係筋の話を伝えました。
ニューヨーク市立大学 夏明教授
「金正男は長年 中国暮らしです。一方 金正恩の行為は予測不能になるばかりです。中共が内外政策で成功するためには、金正恩に対処する必要があります。最も自然な方法が張成沢と金正男を利用することです」
また、中国の反応が控えめなのは、恐怖を感じているためとも言います。
ニューヨーク市立大学 夏明教授
「中共が恐怖を感じるのは、中共も暴力的に統治しているからです」
幾度も中国を訪問した張成沢(チャン・ソンテク)氏は、朝鮮労働党内では数少ない親中派です。ただし、今回の粛清の後も、北朝鮮と中国の相互依存の関係は大きく変わらないだろうと、専門家は分析しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/12/14/atext1023957.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/工)